<海上迎撃ミサイル>ハワイ沖で発射・標的迎撃実験に成功
12月18日10時56分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071218-00000022-mai-pol

防衛省は「海上自衛隊のイージス艦「こんごう」に搭載した海上配備型迎撃ミサイル(SM3)の発射実験を実施し、標的の模擬中距離弾道ミサイルの迎撃に成功した」と発表し、あわせて「こんごう」は来月上旬、長崎県佐世保市の海自佐世保基地に実戦配備される事となったようです。
実験では、米海軍が発射した標的の模擬ミサイルを、数百キロ離れた海上で探知、追尾した「こんごう」により撃墜したとしています。

ミサイル防衛(MD)システムは、敵国からのミサイル攻撃に対しての防衛システムであり、現在日本が最もミサイル攻撃を懸念しているのは、北朝鮮を想定しているようです。
しかし仮に北朝鮮を想定したとしても、今回のミサイル迎撃実験が成功したからと言って、ミサイル防衛網がととのった事には、まったくならないのではないでしょうか。
現在北朝鮮が保有するミサイル・ノドンは推定200基を配備しているとされていますが、対する自衛隊のイージス艦は1隻あたり8基のミサイルしか搭載できないようです。
自衛隊のミサイル搭載可能なイージス艦は現在2or4?程度で、どちらに転んでも迎撃するには数が足りません。
専門家の間でも「実験が成功したからと言って、実際の防衛網の完成とはならない」との疑問視する声も上がっているようです。
単純に考えてもミサイル攻撃の場合、単発攻撃は有り得ず同時複数での広範囲攻撃が当然の攻撃形態と考えられます。

今回の実験成功で、軍事オタクの石破茂防衛相をはじめ防衛省は気勢を上げ、「今後は信頼性を高めていくのが課題」としているようですが、数の問題は考えてないのでしょうか。
別にミサイル防衛を支持しているわけではありませんが、現実の問題と大喜びのトップとのギャップが際立ったように思えてなりません。